こんにちは!あこちゃわ(@bsrm_ohka)です。
今回は脱喪の話ではなく、一生に一度は行ってみたいと思っていた
アートの島、直島!!
島全体がアート、アート、自然、アート!
美術館巡りが好きな方にはとってもおすすめです。8月の末に行ってきたので、その素晴らしさをご紹介します。
もくじ|この記事に書いてあること
めっちゃいい島だった。直島、最&高
雪国から香川へ。
北海道→四国→直島と島から島へ渡り歩く旅なので、めっちゃめちゃ遠いんです。
お金を掛けるのを最小限に抑えたので、新千歳→関空(飛行機)→高松(バス)→直島(フェリー)と
時間がかかるので、2泊3日で1日目は島に泊まるまでの移動にあてました。
2日目の朝!
爽やかな潮風と日差しが気持ちいい。
夜だから気づかなかった赤かぼちゃに気づく。おったんけ!
しかもこれ中に入れるんか!
いいわね、小さい子が喜びそうね。うふふ。
(もちろんあこちゃわは中に入って遊びました)
こんなオブジェも。
(昼間撮ったのであれですが、夜はライトアップしてさらにきれいです…!)
アートの旅って感じする~!テンション上がりまくるあこちゃわ。フッフゥ~↑
民宿の女将さん「絶対自転車借りたほうがいい」
一日目の夜に泊まった女将さんから、「島をめぐるならレンタルサイクルがあるから、絶対借りたほうがいい。女の子なら電動自転車がいい。絶対。」
とかなり強くおすすめされたので、何件かあるレンタサイクル店のうちの、女将さんおすすめのお店にて電動自転車をレンタル。
T.V.C.直島レンタルサービス 宮ノ浦店
【宮ノ浦地区】
- 変速機付き:¥500/日
- 電動自転車:¥1,500/日
- 50ccバイク(原付免許要):¥2,500/日
- 125ccバイク(自動二輪免許要):¥4,500~/日
- 営業時間:9:00~18:00頃(7月~9月:~19:00頃)
- 定休日:月曜休+不定休
- 予約:事前予約可能
引用元:直島観光旅サイト
写真撮ってなかったので、拝借いたします。
ここは、トラブル時の電話番号も自転車に記載されてるし、整備もしっかりやってるのでオススメ★とのこと。
宮の浦方面(高松行きのフェリーがあるところ)の目の前にあって、場所もわかりやすかったです!
泊まった場所から美術館エリアまでは徒歩30分と地図に書いてあったので、わりと歩く予定だったあこちゃわですが、素直に借りることに。
すぐに、
「女将さん、ありがとう…」
と心から思ったあこちゃわです。
女一人旅。チャリ借りてよかった
↑ねこも何匹もふつうに生息してます。
美術館行くまでが徒歩や普通のチャリだと、これ相当苦痛よ。
舗装はされている道路なんだけど、山道だしひたすら坂道なんだよね…
途中、普通の自転車を借りた人たちが何人も休憩しているところに出くわしました。
現地の方の言うことは聞いててよかったと思ったあこちゃわ。
8月の暑い日差しの中、景色を楽しみつつサクっと到着!
館内は撮影禁止のためもありますが、極度のネタバレはしません。だってあんまり知らないほうが感動って大きいじゃない?
ゲームの攻略本とか、映画のストーリーのネタバレとか絶対見ない派です、あこちゃわ。
ほら、最近はネタバレで逮捕者とかも出てるし。本当に行きたいところを事細かには調べない派です。
それにしても日差しがまぶしい。
途中、チケット売り場から美術館までの道になんともフォトジェニックなおしゃれなお庭があるじゃないですか。
池と木陰のベンチが涼しげ。
素敵やん…
と、島の人かな?普通のおじさんが歩いてきて、
パシャパシャ写真撮りまくってるあこちゃわに
おじさん
なんと、地中美術館に展示されている作品にクロード・モネの絵画が飾られていますが、
モネがよく題材として扱うハスの池の庭をこの方が作ってしまったそうで!
あこちゃわ
といい終わると、おじさまは普通にどこかへ帰って行ってしまいました。
あとで知ったんですが、ここも美術館の取り組みの一つだったんですね。
「地中の庭」と言うそうです。
ただ、製作者についてはパンフレットのどこにも書かれてなかったもので、貴重な体験をしました。
美術館巡り。おすすめはダンジョン風の地中美術館
※ポストカードを撮影。マジでダンジョン。最深部でも、光が届いたりしてワクワクする。
さきほどもネタバレは基本しませんと言いましたが…
どうしても感動した作品1個だけ言わせて。↓
※ポストカードを撮影。黒い階段に、一部だけ、壁が青く光っている。
館内は全体的に薄暗く、外から入る日の光が主な照明のよう。
なにやらひときわ暗い通路に人が並んでいて、白衣のスタッフが案内している。
- 同時に8人までしかこの部屋には通せないらしい。
- 壁に触れたり、撮影するのもNG。靴も脱いで上がること。
- 静寂も含めて、部屋全体がアートなのだそうで、しゃべるのも気を付けるように、とのこと。(一人旅だから話す相手いないけど。)
え、なんか怖い…緊張するあこちゃわ。
少し待って、案内される通りに入ってみると…
ただの四角いブルースクリーンと黒い石の階段。
(うーん、これがアートなのか。難しいな。)
案内係「では、8人が横一列になって、私がいいと言うまで、ゆっくり階段を上ってみてください。」
えっ、は、はい。
全員めっちゃ恐る恐る階段を上る…(笑)
↓
あれ、壁にぶつからない?係の人なんも言わない…速度上げすぎ?
↓
えっ?この壁…
↓
↓
中に入れる…
壁に映ってると思っていた光は、部屋に満たされてた光だったようで、
中に入ると影も一切できない。
遠近感も奪われ、どこまでも無限に続く広場に来たみたい。
しかも、後ろを振り返ると、いままで居た場所が今度はオレンジ色に光る空間に変わっている。
すごい、度肝を抜かれました。
ぜひ個人でも体感してほしい…!
光の使い方ひとつで、足元が浮いているような、距離がわからなくなるような、不思議な気分になったのは初めてです。
常識を覆されました。びっくり。
学がなく、今まで全然知らないアーティストだったけど、ファンになってしまいそう。
ジェームズ・タレル(James Turrell、1943年アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ)は、主として光と空間を題材とした作品を制作している現代美術家である。光を知覚する人間の作用に着目し、普段意識しない光の存在を改めて認識させようとするインスタレーションを多数制作している。
引用:Wikipedia
というか、ファンになってしまったよね。
新潟にもこの人の作品あるんだ…
ずっと部屋にいたかったけど、制限時間がきて強制退出を余儀なくされました~。
他にめぐったのは李美術館と、ベネッセミュージアム。
李美術館の入り口。ゼルダの謎解きか?ってくらい入り方わかんなかった。うろうろ。
(左端に中に続いている通路があります)
どうでもいいけど快晴で気持ち良かった。あこちゃわ晴れ女です。なにかイベント事に、一家に一台、是非(笑)
どちらも、前衛的なアートが多くて、雰囲気に圧倒されつづけました。
家プロジェクト。冒険してる気分になれる!
家プロジェクトは直島・本村地区において展開するアートプロジェクトです。「角屋」(1998年)に始まったこのプロジェクトは、現在、「角屋」「南寺」「きんざ」「護王神社」「石橋」「碁会所」「はいしゃ」の7軒が公開されています。点在していた空き家などを改修し、人が住んでいた頃の時間と記憶を織り込みながら、空間そのものをアーティストが作品化しています。地域に点在する作品は、現在も生活が営まれている本村を散策しながら鑑賞することになります。
引用:ベネッセアートサイト直島
要は、人の家をアートにしようぜっていうプロジェクトなんですと。居住区の中に点在していて、地図をみながら巡っていくといったスタンス。
一日では全部回り切れなくて、「角屋」「南寺」「護王神社」しか見学できなかったんですが、
これまた冒険してるっぽくて、別の意味で楽しい。
上の画像は「護王神社」で、ガラスの階段が印象的ですが、
横になにやらすごい狭い石室があります。係の方に懐中電灯を渡されて、一人で入ってみます。奥見えません。
こわい。
最深部には、水たまりと一番下まで伸びるガラスの階段が。
これが地上までずっと続いてるみたいです。
「ガラス」はアート要素なんでしょうけど、この「石室」は、存在理由などを考えると、なんだか歴史を感じさせますね。
「南寺」は撮影禁止だったので写真はないんですが、
民宿の女将さんいわく家プロジェクトで一番オススメだそうで。
直島の南寺。ジェームズタレルの作品を見たことがあるのかないのかわからないけど。暗闇を扱う作品であれ以上をみたことない。
— ATSUNORI TOSHI 東市篤憲 (@___blank) 2017年6月8日
もちろん見学してきましたが、いやあ、やっぱジェームズだったのね。素敵。
詳しくは言いませんが、はっ、とさせられます。シンプルで、儚い。
時間の関係上、3つしか回れなかったのが超悔しい。
ほとんどの施設が16:30までしかやってないので、一日で直島を全部堪能するのは難しかったです~。(先に調べておけばよかった…)
これから行くかもしれない人はお気をつけて!
また来たときは、全部制覇するぞ!で、もういっかい地中美術館行く!
まとめ
- 地中美術館は絶対にオススメ。
- モネの小庭も見ておいて損なし!
- 女一人旅でも全然OK。みんな優しかった。(特に女将さんには帰りに混ぜご飯のおにぎりまでもらっちゃいました。素泊まりなのに。)
- チャリは電動自転車を借りよう。
- ジェームス・タレルがクリーンヒット。「南寺」は衝撃でした。
いやあ、もう一回行きたい。
もちろん回り切れてないっていうのも理由の一つなんだけど、何度でも行きたいっていうのが本音です。
自然の中にアートがあるっていうのがアンバランスなようで、計算されているような気がしたんですよね。地中美術館はじめ、美術館って壁とかモルタル打ちっぱなしって感じなんですが。
人工物の集合体から、外に出た時の有り余る自然との対比が素敵だった。
あとは、同じく素晴らしい美術品があるらしいお隣の豊島と、ねこが大量に生息している男島にも行きたいし、うどんも食べたい。食べたかった。
うどん県なのになぜ食べなかったんだと、それが今回一番の後悔!!!バカっ!!!
のどかな直島。
観光としては、最高のところでした!大満足!まる!
補遺
実は、帰りに大変なことになっておりました。