こんにちは、ぬるゲーマーあこちゃわ(@bsrm_ohka)です!
どうぶつの森ね、話題ですね。
スマホ版どうぶつの森、ポケ森ポケ森ってね。よく聞きます。
まだスマホ版は未プレイですが、あのシリーズ面白いですよね。
ゲームキューブ時代から3DSまで(64は友達の家でちょろっと)網羅したわたくしとしてはですね、あのゲーム、
ゲームじゃないんですよ。
もくじ|この記事に書いてあること
そもそもどうぶつの森ってゲームなのか?
「いやいやゲームやん?」
確かにわたしもゲーマーのはしくれですから、一度ハマるとかなりやりこむんですよね。
ゲームを新しく開始した時のわくわく感。だいたい、列車に乗って始まるんですよ。
みしらぬネコか、あやしいネコあたりがいろいろ根掘り葉掘り聞いてきたりしてね。
性別とかわざわざ面と向かって聞いてきたシリーズもあったなあ…
出典:ゲームメモ
何らかの理由で引っ越してきた(ただし金も家も家具もない)主人公。
ここ、列車から降りるまでがいつもめちゃくちゃわくわくする。
例えるなら、ポケットモンスター赤緑で「さいしょからはじめる」を選択した時に登場するオーキド博士が
「ポケットモンスターの せかいへ ようこそ!」
と表示されるメッセージとともに流れるBGMと、これからはじまるであろう冒険の世界への思いをはせているといったところか。
あの高揚感に似ている。
ちなみに、そこに「懐かしい」という感情が加わると高揚感は倍増する。
※ちなみにこのセリフは全シリーズ共通
そこで、どうぶつの森に話を戻す。
列車から降りた主人公。村や町にはどうぶつたちがきままに暮らしており
- きのみをとったり
- 魚を釣ったり
- 虫をあつめたり
- 家具をあつめたり
- ファッションを楽しんだり
- 時にはイベントに参加したり。
戦争も、敵もない。ゆったり、スローライフな生活が待っている。
現実世界の喧騒とはかけ離れた、理想の世界のように見える。
だが、この作品をプレイする序盤のモチベーションは
「借金の返済」
これに尽きるのである。
これはゲームなのか?
①どうぶつの森は借金を返すゲーム
この事実は、現実とは一線を画し、仮想空間でゆったりのんびりゲームを楽しもうと思っていたプレイヤーにとっては衝撃の事実であることは間違いない。
どうぶつの森で車の色を変えようとしてる皆様ー!確かに色はサービスで変えてもらえます。が、しかしそのまま拡張の話にうつると値段の提示なく作業が進められローン(10000ベル)を組まされます?クーリングオフできないのでローンを組みたくない方はお気をつけて… pic.twitter.com/JybQ9Y3zfB
— 成田アポロ (@naritaaporo) 2017年11月21日
どうぶつの森を一度もやったことないんですけど、すごい話題になっているから「敵も何もいないのに、何をモチベーションにやってるの?」って聞いてみたら、「とりあえず家のローンを返すことかなあ」って言われた。苦しい。
— カツセ (@katsuse_w) 2017年11月23日
もしくは、昔からこの手法が用いられているシリーズの為、幼少の頃よりなじみがある層にはさも当たり前のことのように受け入れられている。
スマホでどう森デビューする人がいきなりローン組まされてビックリするらしいよ~って娘達に話したら「??」って反応だった。幼い頃からどう森やって来た子供にとってそんなの基本中の基本過ぎらしい…
— みきゅっとみかん (@kohayuka) 2017年11月24日
幼い頃に『どうぶつの森』に触れてローンの意味を良く知らずにローン返済を『ゲームクリアのミッション』のようにただ繰返し、あれからローンの知識を得て大人になり、ポケ森がリリースされた瞬間たぬきちスレイヤー=サンが大量発生してるの草生える
— 祝詞@12/1ポトレ12/10アコスタ (@ymymeee1) 2017年11月22日
ローンのありようについては言及するつもりはない。
目的の為や欲しいもののために手段としてお金をかせぐ。
これは現実世界に限らずどのゲームにもおおむね採用されているシステムである。
しかし、どのゲームも「働いて借金を返済しつつ、お金を貯めて好きなものを買って生活する」というコンセプトはない。
いや、ひとつだけある。
現実世界なのである。
これはゲームなのか?
②どうぶつの森はデフォルメされた現実世界
「現実と違ってわずらわしい人間関係もない。自由に楽しんでるよ!」
どうぶつの森は確かに楽しい。繰り返し言うが、わたしは過去作をほぼ網羅しているファンだ。
確かに面倒くさい人間関係はない。
が、村人と仲良くなるためには村人の要求やミッションをこなしたり、家具や服などもプレゼントしなければ、向こう側から歩み寄ってくることなどほとんどない。
これは現実世界でも同じで、ただ無口に黙って生きているだけでは他人からなにか親切にしてくれたり、ましてや親友になんかなれるわけもない。
となりの家に引っ越してきた人に、自分からコンタクトを取ろうとするだろうか?
例えばあなたが学生で、知らない同級生と席が隣になって、こちらから声をかけるのはそれなりに勇気のいることだが。それとはわけが違う。
むこうから挨拶がないのなら、黙っている人が大半ではないかと思う。
③現実世界の時間を仮想現実に吸い取られる
- お金を労働で稼ぐゲーム
- 借金を返すゲーム
- 自分から声をかけて友達を作りに行くゲーム
- 好きな家具や服を買うゲーム
ざっとどうぶつの森を説明するとこういう感じ。
実際に現実でできることが大半なわけですが(というか労働なんかは現実世界でやったほうが本物のお金が入ってくるわけだからそっちのほうが良い気がするが…)
「でも、あのゆるい世界観が好きでプレイしてる!」
そういった人も少なくないと思います。
その気持ちはわかる。スゲーよくわかる。
でもあのゲームって、リアルタイムでイベントやら作物の育成やらが進行してくじゃない?
そうすると現実世界でも
「朝起きて、まずどうぶつの森を起動して果物収穫して金にする」
「夜帰ってきて、どうぶつの森を起動して家具の品揃えを確認する・魚を釣る」
みたいなワークスケジュールが強制的に毎日の生活の中に組み込まれてしまうんですよ。
#どうぶつの森 はさぁ、ゲームキューブ版から3DS版までやったけどさぁ、
あれゲームじゃなくて生活。
朝起きて金稼いで借金返す
朝起きて金稼いで借金返す
リアル生活の一部に組み込まれんだわ…義務になんだわ…労働の義務になんだわ…— あこちゃわ@一億総しゃれおつ社会 (@bsrm_ohka) 2017年11月20日
いるでしょ?そんな人。10人中4人くらいはそうでしょ?
おはようからおやすみまで、自分の村の事ばっっか考え始めちゃうの。
「あ、夜寝過ごしちゃったから作物育つサイクルが時間ずれちゃったよ」
みたいなさ。効率考えて実に非効率的なやつ。
なんかね、そんな生活続けてると人生の在り方について考え始めるの。
「こんなに努力して金稼いで、借金を頑張って返して、ほしい服や家具やら買って、住人に気に入られて…それでも自己満足以外何も得られない。なんだ…?人生ってこの繰り返し…?」
「朝がきて夜がきて、春がきて冬がきて…ゴールってなに?人生のゴールってなに?」
どうぶつの森シリーズの楽しみ方
- 人生について考え始めるか
- ただ単調な生活に刺激がなくなってきたか
- あるいは博物館にすべての虫や魚を寄贈したところで
まずほぼすべてのプレイヤーが一度飽きます。
だいたいはたまに一回起動して、
「うはあwゴキブリがいるw」
「村じゅう草がボーボーだw」
「住人が減ってるw」
みたいな感想を持ち、とりあえずゴキブリをすべて踏みつぶして…愛着のなくなった村にフェード・アウト。
どうぶつの村の最期は得てしてこんな感じです。
でもここからがどうぶつの村のわたしなりの楽しみ方が待ってる。
限界集落と化したどうぶつの村を再建する
- 草は伸び放題
- 畑は荒れ果て
- ポストは空き家だったかのようにぎっしりチラシが詰め込まれて
- 家の中はおばけやしき
- 掲示板にはなにも書いておらず
- 住人はごく少数
こんなインフラも整っていない村を再建するところからこのゲームはスタートします
【無理に】明るく振る舞う住人たちの
「どうせこの村は」
と嘆く【心の】声を感じ取ったあなたは、その名の通りけもの道よろしく
土で踏み固めた道しかない村に道路を整備し
畑を耕し
外部と交流を深め
移民者を暖かく迎え入れ
そして寂れた祭りをいまだかつてない大勢の村人でにぎわう祭りに昇華させる
【ありがとう】と
決して本心を多くは語らない村人たちからの【心の】声を確かに聞き取ること
それがどうぶつの森にただ一人派遣された「人間」の使命であり、ゴールなのである。
あこちゃわ
はじめまして!
発想がもろゲーマーって感じで面白かったです^ ^(笑)
僕もほぼ同じ理由でやめちゃいました(笑)
はじめて間もないと思いますがお互い頑張りましょう^ ^
はじめまして!コメントありがとうございます~!!°+。+\(°ω°)/+。+°
自分なりの面白さを見つけるまでが1セットのゲームだと思っております笑
ゲーマー同士、お互い楽しみましょ!